音源について知っておこう!(GM,GS,XG,GM2音源)


MIDIファイルを聴く時に必要なのは、Windows Media Player、Quick Time PlayerなどMIDIファイルを開くためのソフト、それと実際に音を鳴らすための「音源」(sinthesizer)です。パソコンで音楽が聴けるのは、「音源」という音を発生するソフトウェアがインストールされているからなのです。
でもこの音源、ややこしいことにいろいろ種類があって、同じMIDIファイルを聴くにしても、使用する音源によって音色・効果が微妙に違ってきます。
わかりや言うと、同一のMIDIを聴いても「A音源」ではフルートで聴こえたのが、「B音源」ではオーボエで演奏しているように聴こえるということです。
初心者向けですが、MIDI音源の種類について勉強しましょ。

☆みんながばらばらに進むからこうなった?(MIDI音源の種類)

「GM音源」
「General MIDI」の略。AMEI(音楽電子事業協会)の推奨するミュージックデータを制作するための音源に関する共通仕様です。基本音色は128個で、規格を満たす音源を一般にGM音源と言います。デジタルミュージックデータに関して一番最初に提唱したので、早いもの勝ちで共通規格となり、後に出てくるXG,GS音源も、このGM仕様を基本に拡張させたものとしています。。

「GS音源」
GM音源の規格を基本に、音色・エフェクト・パート数などの音響効果を拡張させたローランド株式会社が開発した音源規格です。デジタルらしくない優雅で深みのある音を創り出せることから、GS音源の規格化により、DTM市場は一気にローランドに集中してしまいます。現状も店頭に並ぶDTM機器はローランド製品が主流になっているようです。
(DTM : デスクトップミュージックの略)

「XG音源」
GS音源と同様、GM規格を拡張させた音源規格でヤマハ株式会社が開発したもの。ローランド社が、勝手にいいものを作ってしまったので、ヤマハも追随の形で規格したものです。このあと両者は、お互い互換性のないものをどんどん作って、MIDIを聴く人たちを惑わせていくのです。

上記を図でイメージしたのが下の図です。

      ↑自分で作りました。

めでたし「GM2」
このまま進んでいくと、MIDIはGSMIDIとXGMIDIに区分しなくちゃいけなくなるし、そもそも喧嘩はよくありません。それに基本のはずのGMの今後はどうなるの??・・・と仲介役に入ったのが、またもやGM音源を規格したAMEIさんでした。GM音源を拡張してそれぞれの世界を創り上げた両者を一度引き戻し、両者のいいところを集めた形でGM2という新規格を提唱しました。一番お利口なやり方で、これって「漁夫の利」??
それでも現在統一規格での機器も出てきていますが、一般ユーザーにまで浸透するのはまだまだ先かもしれません。


※当サイトのMIDIは、GS音源を基本として制作していますが、GM音源でも大きな遜色なくお聴きいただけます。