音源の初期化(フォーマット)


あちらこちらのサイトでMIDIを聴いているうちに音がなんかおかしくなってきた、ということがたまにあります。
これって、どういうことでしょ??
デジタル音楽を制作する時は、高度なMIDIあればあるほど、ひとつひとつの音色・音程についても、パンポット(左右バランス)、リバーブ(音の響き)、コーラス(重奏音)など様々な設定がなされています。
MIDIファイルには、通常は音楽が始まる前に「音源初期化」の命令文が挿入されているのですが、その初期化命令文が挿入されていないMIDIファイルもたまにあります。その場合、前に聴いたMIDIファイルの音の要素が、そのまま次のMIDIファイルにも反映されることになってしまいます。
こういった事象が発生した場合、通常は聴き手の方で音源を初期化しなくてはいけません。
(最近のMIDIプレーヤーは、聴く前に自動的に音の初期化を行うものも増えてきています。)

まずは、実験を行ってみましょう。
まず「TEST-1 MIDI」のMIDIを再生してみて下さい。


「TEST-1 MIDI」

次に「TEST-2 MIDI」のMIDIを再生してみて下さい。


「TEST-2 MIDI」
いかがですか?同じ音に聞えると思います。これは上述のとおり、「TEST-2 MIDI」には音源初期化のコマンドが挿入されていないために、「TEST-1 MIDI」の音要素を引き継いでしまっているからです。
次に、「TEST-1 MIDI」を聴いたあとに、下の「音源フォーマットMIDI」を聴いて、それから「TEST-2 MIDI」を聴いてみて下さい。


「音源フォーマットMIDI」

いかがですか?「TEST-1 MIDI」と「TEST-2 MIDI」とは実は違うことがわかると思います。音源フォーマットMIDIで音源を初期化できたので、「TEST-2 MIDI」は本来の音を出すことができました。

音がおかしいなと感じたら、これを聴きにきて下さいな。
(注)上記「音源フォーマットMIDI」は、すべての音源には対応しておりません。またTest1とTest2の違いは音の効果、響きを変えているので、低品質音源の場合は、音源初期化を行わなくても同一音に聴こえます。初期化を行わなくてもTest1とTest2が同じに聴こえる方は、是非上位音源をお試し下さい。詳しくは、「素敵な音でお聴きいただくために」を参照下さい。